頭の回転が早いと思わせるポイント~面白い人の会話パターン5撰

今回の話は、前回の続きです。

 

 『頭の回転が早い』と思わせる会話のポイントです。

頭の回転がいい人はモテると言われて、回転をよくしようとしても、そうそう簡単になれるもんじゃありません。

 

 

テレビで、人気芸人とか見ていると、神がかり的に頭の回転が早く、トークが上手いので、「オレには、無理だー」なんて思うかもしれません。

 

しかし、じつは頭の回転を早く見せるトーク、面白い人の会話には、いくつかのパターンがあります。

 

 

「頭の回転がいい会話」には『公式』が使われている

一見、その場、その場で頭を回転させてトークしているように見えても、会話のパターンという名の『公式』に当てはめて考えているだけだったりします。

ですのであなたが感じているより、じつは大したことはしていないんですよ。

 

数学で、「三角形の面積を求めよ」って言われたら、「底辺×高さ÷2」っていう『公式』を使うでしょ?

「時速を求めよ」って言われたら、「距離÷時間」っていう『公式』を使うでしょ?

 

『公式』を知らなくても解くことはできるでしょうが、『公式』を使った方が、当てはめて考えるだけなので、圧倒的に早く答えられるわけです。

会話も同じです。

 

 

トークの流れから、「この流れなら、あの会話パターンが使えるな」と判断し、会話の中に『公式』を当てはめていくわけです。

 

芸人さんなど頭の回転の早い、面白い人は、こういう会話パターンという名の『公式』を数多くもっていて、使い慣れているからトークがうまく見えるんです。

 

 

頭の回転が早い人に見える面白会話パターン5撰

さて、それでは、「頭の回転が早くみえる」会話パターンには、どんなものがあるのか、紹介していきたいと思います。

 

頭の回転が早い人に見せる会話には、面白い会話のパターンとも言える『公式』があると説明しましたね。

 

今日は、その会話のパターンを5つ紹介します。

  1. オーバーに返す
  2. 逆を言う
  3. 第3の方向にもっていく
  4. わざと聞き間違いをする
  5. 天丼

 

1つずつ詳しく解説します。

 

1. オーバーに返す

まず1つ目は、相手の言ったことに対し、「オーバーに返す」というパターン。

 

今回は「女性は『言葉』よりも『想像』したことを信じる」で紹介した会話例を使いましょう。

 

女「そんな、がんばったんだー。じゃあ、○○くんって、頭いいんじゃない?」

男「そうだなー、オレ偏差値300あるからねー」

女「え、偏差値って、300とかないし!(笑)」

 

女の子はそこそこ頭がいい自慢をしてくると思っているわけですが、そこで、さらに女の子の予想を上回る返しをします。

 

しかも、偏差値300とかありえない数字なので、冗談だということも伝わりやすくなります。

 

2. 逆を言う

こちらはオーバーにいうのではなく、会話の方向性を逆にもっていきます。

 

これも「女性は『言葉』よりも『想像』したことを信じる」の会話例を使いましょう。

さきほどとは違い、学歴自慢をしていない場合の会話例です。

 

女の子に「この人はもしかしたら、すごい頭がいいんじゃないか」と想像させて、

女「○○くんって、頭よさそうー。大学とか、どこなの?」

男「いや、ちょー頭悪いよ。小学校留年してるし」

 

頭がいい方ではなく、頭が悪いという逆方向にもっていっています。

 

ちなみに女の子は、前から言っているとおり、言葉よりも自分の「想像」を優先して考えます。

ですので、「頭のいい人なんじゃないか」と想像してしまえば、「頭が悪い」と言っても、絶対信じません。

 

しかも小学校留年とかありえないことも言っているので、ウソ、冗談だと通じます。

 

3. 第3の方向にもっていく

続いて3番目のパターン。

これはさきほどのオーバーや逆に言うのとは違い、会話の方向性自体を違う方向にもっていきます。

 

 

わかりにくいと思うので、こちらも会話例を出しときましょ。

たとえば、合コンなんかでの、となりの子との会話。

 

女「バイト先の先輩に、なんかAV女優に似ているって言われちゃったの。ショックー!」

男「うそー、AVやってるの、バレちゃった?」

女「え、やってないよー!(笑)」

 

女の子としては、男に「それはひどいなー」みたいな返しを期待しています。

しかし、その先輩が「ひどい、ひどくない」とか、「AV女優に似ている、似ていない」とかではなく、会話を別の方向にもっていきます。

 

それが「AVやってるの、バレちゃった?」になります。

そもそもその子がAV女優ではないという前提で話していますから、その前提自体を覆してしまう会話パターンです。

 

軸をじらすという考え方とも言えますね。

 

4. わざと聞き間違いをする

相手が言った言葉をわざと間違えていうパターンです。

これはよくお笑い芸人が使いますね。

 

 

先日見た、『踊る! さんま御殿!!』でも、さんまが言っていました。

出演者にイラドル(人をいらいらさせるアイドル)と呼ばれる嗣永桃子がいたんですが、途中で、彼女が「私はかわいいんで、自信しかありません」みたいなトークしたんです。

 

それに対し、さんまが苦笑いしながら、

さんま「(頭おかしいんじゃないのという意味合いで)何の薬、飲んでいるの? 」

嗣 永「え、薬飲んでないです。イチゴのショートケーキをずっと食べてます」(ぶりっこ風)

さんま「え、イチゴの消毒液?」

 

会場爆笑でした。

「ショートケーキ」と「ショードクエキ」をわざと聞き間違えているわけです。

さすがだなーと思いましたね。

 

5. 天丼

これはお笑いの用語で、同じギャグやボケなどを繰り返し使うことをいいます。

 

これも会話例を上げときます。

女「このプラダのバッグ、前から欲しくて、やっとこの前買ったのー!」

男「すげー高そうじゃん、いくらしたの?」

女「○○万円」

男「マジで?! さすがAV女優。稼いでいるなー」

女「だから、AVやってないし!(笑)」

 

わかっていると思いますが、「 第3の方向にもっていく」の会話例のあとで使えるパターンです。

 

前にAV女優というキーワードでの笑いがあるから、あとで繰り返しても笑いが生まれ、頭の回転が早い人と思われるわけです。

 

当たり前ですが、最初の段階で笑いが生まれなかった場合や、女の子が「AV女優」という設定を嫌がっている場合は、絶対に天丼してはダメです。

 

特に周りが受けている場合は要注意です。

AV女優と言われて本当はいやだけど、周りが受けているので、気をつかって笑ってくれる子もいます。

ですので、内心は嫌がっていないか、しっかりチェックして使うようにしてください。

 

 

以上が、頭の回転が早い人に見える面白い会話パターンになります。

もちろん、これ以外にもいろいろなパターンはありますが、とりあえず、この辺を抑えておくだけで十分です。

 

 

気をつけるべきポイント

最後に、面白い会話をするときの注意点を伝えておきますね。

 

ポイントはたったの2つです。

ここを抑えておくだけでも、格段に会話パターンの使い方がうまくなり、頭の回転が早いという印象を与えられます。

 

1. 会話中、意識しておく

上記の5つの会話パターンは、ただ知っているだけでは意味がありません。

 

女の子と会話中は、5つの会話パターンが使えないか、意識しながら会話してください。

もちろん、意識しすぎて会話自体が上の空になっては、ダメですけどね。

 

意識しているとパターンに当てはめるだけなので、会話の返しが早くなり、頭の回転が早い人と思われます。

 

慣れてくると、意識していなくても潜在意識に会話パターンが残るので、会話中、「あ、この流れはあのパターンが使える」と浮かんできます。

 

最初は2つくらいに絞って使う

ちなみに最初のうちは、5つ全部を使おうとしない方がいいです。

2個くらいに絞って、会話に臨んでください。

それで、慣れてきたら、数を増やしていきます。

 

三上的にオススメは、「天丼」と「他の自分の好きなパターン」の2つです。

 

 

天丼はじつは初心者でもかなり使いやすいんですよ。

1回笑いが起きているネタなので、2回目以降はタイミングを見計らって、その言葉を言うだけでOKです。

 

なので、頭の回転というより、記憶しているかどうかがポイントなので、会話が苦手な人でも使いやすい方法です。

 

1回、その場で笑いになったネタや話題になったネタは、ちゃんと頭の中で意識しておしてください。

そして、その後の流れで使えるタイミングが出てこないか、注意しながら会話をしてください。

 

 

あと1つは

  • 「オーバーに返す」
  • 「逆を言う」
  • 「第3の方向にもっていく」
  • 「わざと聞き間違いをする」

どれでもいいので、自分で使いやすいと思う会話パターンを取り入れて、日頃から意識して会話するようにするといいです。

 

2. 即座に返す

今回伝ている会話パターンは、相手の言葉に対して、返事をするときに使いますが、必ず『即座』に返すことが大事です。

 

面白い返しをしようとか、いろいろ考えて一番いい返しをしたくなると思いますが、絶対に間を空けてはダメです。

そもそも頭の回転を早く見せるのが目的なわけですから、いくら面白い返しが浮かんでも、考え込んでいる時点でアウトです。

 

しかも、考え込んでまで面白いことを言おうとしていたと思われるので、逆効果にすらなります。

 

女の子からしたら必死だなと思われますので、必ずすぐに返すことを心がけて、時間がかかったときは、無理にいい返しをしようとしないことです。

 

「内容」よりも、「返しの早さ」で笑わせる意識

コツとしては、面白いこと、うまいことを言おうとしすぎないことです。

だいたい、そんな即座に面白い返しなんて浮かびません。

 

それでも、タイミングよく、すぐに返すことができれば、それほどうまい返しでなくても、ウケたりします。

(「内容」よりも、「返しの早さ」で笑わせているようなもんです)

 

 

この返しだって、言葉だけ読むとそこまで上手いわけではありません。

そこまで聞き前違えそうな言葉じゃないですし、消毒液自体に関連性もありませんしね。

 

実際、5秒くらい経ってから「え、イチゴの消毒液?」なんて返したら、絶対、相手に「うわー、こいつ、無理やり面白いこと言おうしてるー」なんて思われて、引かれます。

 

相手の言葉に対し、即座に返すからいいわけだし、女の子も素直に笑えるんです。

 

 

今回のまとめ

以上が頭の回転が早い人になるためのポイントです。

改めてまとめておきますので、普段の会話中も意識して、自然とできるようになってください。

 

頭の回転が早い人に見える会話~5パターン

  1. オーバーに返す
  2. 逆を言う
  3. 第3の方向にもっていく
  4. わざと聞き間違いをする
  5. 天丼

 

注意するべきポイント

  1. 会話中、意識しておく
  2. 即座に返す

 

 

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